冷え性の症例です。かなりひどい方でした。

2014-01-20

冷え性で見えられた60代男性のTさん。

もう数十年来の症状で、半ばあきらめていたのですが、 藁をもすがる気持ちで当院へみえられました。

とにかくつらいとの事。

特に下半身のひえがひどく、大腿から足先までまんべん なく冷えるそうです。

ひどくなるとしびれてくるそうで、夜もゆっくりと寝られ ません。

夏でもスラックスの下にタイツを履き、冬になると2枚 以上履くようです。

一通りお話を聞き施術に入ります。

施術をしていくと「ん?」というところがありました。

それは、体の力みが抜けないという事と下半身が固まって いる事です。

冷えの一番の問題は血流等の循環系が滞っていることに あると考えています。

これだけ筋肉が固いと循環系はしっかりと働けません。

多分Tさんは冷えがすごくて、常に体に力が入ってしまうの でないかと思います。

それが筋肉に癖として残り、力が抜けていない状況が続いて いるのでしょう。

更にTさんは寒いので体を温めようと厚着をしていました。

それが余計に体を締め付け血流を悪くしていたと考えられ ます。

ほとんどの方が思い違いをしていて、体温を上げるために 厚着をします。

でも、厚着は防温にはなりますが冷えたものを温めること にはなりません。

冷凍された魚をセーターでくるんでいるようなものです。

冷えた体自体を温めなくてはならないのです。

ここで考えなければならないのは、冷えた体を温めるために はどうしたら良いかと言うことです。

簡単には暖かいお風呂に入ることでしょう。

でも、体が冷えている方はこれだけではなかなか温まった 感覚を手に入れられないようです。

というのも、入浴後にすぐ体が冷えるからです。

つまり、入浴だけではその場限りで根本的には改善はしない という事でしょう。

では、根本的に改善するためにはどうしなければいけないので しょうか?

まず基礎体温を上げることが考えられます。

これには当院の施術のほか食事の改善や生活習慣の改善で 可能です。 (この辺のアドバイスは当院ではさせていただきます。

ただし、食事の指導まですることはほとんどありません。)

次に考えられること、それが血流を良くすることです。 体温は血流が運んでくれます。

もちろん運動すれば細胞が活性化してそのエネルギー対価 として発熱はありますが、それ以外では体温を調整している のは血流等の循環系によってです。

これが正常に機能していないと思われる方々が何をやっても 冷えが治らないケースが多いです。

当院ではここにアプローチをかけることで症状が改善されて いきます。

Tさんもこれで良くなっていきました。

 

初回施術後、半分くらい良くなった気がすると言っておら れました。

問題はこの状態をキープできるかですが、そうなるためには 生活上の注意点を守っていただかなくてはなりません。

まず、厚着をやめていただくようにしました。 その代り下半身を緩める方法をお話しし試してもらいます。

次に入浴方法です。

ぬる目のお風呂に入っていただくのですが、その際股関節を 開いてもらいます。

その他にも数点アドバイスをして初回は終了です。

そして2週間。

今まで何をしても効果がなかったのが、明らかに変わって きたとの事。

この数日の寒い日も以前のようなきつさは全くないそう です。

もちろん、未だ冷えは感じているものの良い時悪い時の波 があり、コントロールできている感覚があるそうです。

ですから精神的にもどうにもならないという絶望感がない ので非常に楽です、と笑顔でお話しくださいました。

「今まで色々な物にお金を使ってきて、下着なんかも高価 なのを買っていたんだけどいったいなんだったのか・・・?」

と苦笑いを浮かべていました。

安定させるのには継続な施術が必要ですが、どんどん良くなっていきます。

 

今年の夏は、短パンも履けるようになるでしょう(笑)